良い旅を

10分以内で書く日記/202202

2/1(火)

明け方に地震で起こされて1時間ほど眠れず、その後も良く分からない夢(人類を滅ぼしつつある謎の生命体の根拠地が足柄にあって、山北あたりが最終防衛線になっている、とか)ばかり見せられて断続的に目が覚め、朝起きたときは意識が朦朧としていた。普段の寝起きは悪い方ではないと思うけれど、たまにこういう日がある。
月が変わるとはつまりクレジットカードの引き落としが1か月先になることで、勇んで職場近くの本屋に行ったけれど、目当ての本が1冊もなくて悲しい。悲しすぎたので途中下車して別の本屋で漫画を買った。
【買った本】絹田村子『数字であそぼ。』3-7.先日無料キャンペーンで2巻まで読んで面白かったので。
【勉強】『データベース3000』の2章から3章の途中まで。昼休みしか勉強しなかったので反省。

2/2(水)

通信制の大学のことを調べていたら夜更かししてしまった。金銭的にも生活的にも、現状では夢想の極みのような話なのだけれど。
勤務中、求人のページができたから確認するようにとのお達しでアクセスしたら、その後あちこちのページの広告で弊社の求人情報を見せられた。ターゲッティング広告の限界を感じる。
【勉強】『データベース3000』3章終わりまで。昼休み+帰りの電車でもやったのでえらい。

2/3(木)

睡眠不足だから今日は早く寝よう、と思ったときに想定している「早く」とは22時や23時のはずなのに、気が付くとそれが0時、ややもすれば1時に擦り替わっているのはなぜだろう? これを書いている今ももう0時前だし。
【勉強】『データベース3000』4章の半分くらい。でも眠かったのであまり頭に入っていない気がする。

2/4(金)

オリンピックで最も重要な競技「開会式の選手入場を観ながら各国の蘊蓄を言う」が始まって終わった。
【勉強】『データベース3000』4章終わりまで。

2/5(土)

祖父の四十九日。私は物心が付いたとき=17-8歳のある朝よりも前のことを断片的にしか覚えていなくて、それ以前の自分がどのように人と接していたかも分からない。だからこういった、親戚をはじめそれ以前からの知人と会う、思い出を語る場に出ることには結構な心理的負担を感じるのだけれど、今回は人に言われて思い出すことも多くて良かった。祖父に将棋を習ったこととか。
葬儀のときもそうだったけれど、読経というのは一つのパフォーマンス、芸だなあと思いながら見ていた。仏教式の葬儀に出るのは初めてだったので。
【勉強】『データベース3000』5章の途中まで。5章に入って途端に知らない単語が増えてきた。

2/6(日)

まだ19時前だけれど、何もしていないし、今後も何もしないと思う。せめて掃除くらいはしたいのだけれど。あと早寝。
追記:掃除は達成。早寝は達成できず(0時過ぎまで起きていた)

2/8(火)

テレワークになった。テレワークは私にとっては良いことずくめなのだけれど、なんとなく残業してしまうのは良くない。まあ残業したところで出社して帰宅するよりも早く自由になれるのだけれど。
あとはまあ完全に自分の問題だけれど、数少ない勉強や読書時間である通勤や(職場での)昼休みがなくなる。今はまだ19時台なので、少しは何かしたい。
オリンピックのフィギュアスケート男子をちょっと観たので、感想を箇条書き。
・応援している鍵山くんが良い演技で嬉しい。彼の練習拠点のリンクは私の地元で、幼稚園や小学校では冬になるとしょっちゅう行っていたところ。小学校は体育の授業扱いだったようだけれど、普通の公立小なのに良かったのかな?(冬に普通の体育をした記憶が全然ない)
・ネイサン・チェンの演技は多分ひさびさに観たけれど、こんなにダイナミックだったっけ? ジャンプよりスピンやステップのほうが凄みを感じた。
・ジェイソン・ブラウンはやっぱり格好良い。人間は氷の上であんなにも動けるものなのか、と思った。

2/9(水)

ひさびさに昼間のみなとみらいを歩く。高島水際線公園の鴎(たぶん)が、かなり近くまで寄っても飛び立たなくて良かった(?)。帰りに横浜駅西口の有隣堂に寄る。買った本は以下。
・小泉悠『「帝国」ロシアの地政学』:昨今の情勢にあたって、一応露文出身者の端くれとしてある程度は背景を知っておいたほうが良いと思って。
水原紫苑編『女性とジェンダーと短歌 書籍版「女性が作る短歌研究」』:そういえば買ってなかった。
・芳沢光雄『離散数学入門 整数の誕生から「無限」まで』:基本情報の分野に離散数学というものがあり、合格したのだから勉強したはずなのだけれどそれがどの部分を指しているのか全然分からなかったので。ぱらぱら立ち読みした限り現状では入門すらできない気がするけれど、こういうものはやる気があるうちに手元に置いておかないと永遠にやらないので……。

2/10(木)

前日夜更かししてしまい、仕事中はまあ平気だったけれど終わった途端眠くなった。そのくせ眠いまま明け方まで起きていたのでダメダメ。フィギュアスケートは観た。
【届いた本】長岡亮介『総合的研究 数学I+A』
大人が数学を勉強するのに、受験参考書は効率的にも本質の理解の面でもあまりよくないと言うけれど、好きなやり方をしても良いだろう、ということで。分厚い参考書を地道にやる、みたいなのに憧れがある(やったことがないので……)。あと参考書みたいな実用性重視のジャンルの本に「研究」って付いてると格好良くない?

2/12(土)

歯医者と散髪に行く。歯医者で治療を受けるのは数年ぶりで、日頃もあまりしっかり磨けている気はしない(一応回数だけはやっている)のだけれど、そんなに汚くないと言われて逆に気味が悪い。
散歩のついでに古本屋を回って本を買った。
黒田龍之助『ポケットに外国語を』(ちくま文庫
森毅『魔術から数学へ』(講談社学術文庫
津田一郎『数学とはどんな学問か?』(講談社ブルーバックス
なんだかもう「数学」とタイトルにある本を手当たり次第に買っているようなありさまで、これではただの数学コンプでは? という気もするが、まあどれかがとっかかりになれば幸い、というくらいのつもりで買っています。

2/13(日)

ひとと会う。喫茶店のケーキが安すぎて不安になった。竹内薫竹内薫の「科学の名著」案内』を途中まで読む。

2/14-20

丸一週日記をさぼってしまった。勉強もほとんどしていない。
竹内薫竹内薫の「科学の名著」案内』
読了。ところどころから垣間見える著者の政治的立場が気になったというか、私があまり好ましく思えるものではなさそうな気がした。はっきり見せられている部分はそれで良いのだけれど
白鳥士郎りゅうおうのおしごと!』7・9
読了。巻数が飛んでいるのは図書館で予約から届いた順による。
小泉悠『「帝国」ロシアの地政学
拾い読み中。知的関心として面白いのだけれど、現実の情勢が進行しているなかで読むのはしんどい面もある。

2/21(月)

ロシアの国家安全保障会議の中継(録画では? という疑惑も出ているようだが)を観ながらこれを書いている。一応露文出身の意地でタス通信で観ているがなにも聴き取れない。まあどうせ英語字幕があっても大差ないし……。英語がある程度できるようになったらロシア語をやり直そう(「直す」と言ってよいのかすら怪しいが)とは思っているが、今の調子だといつになることやら。
ウクライナ情勢、という言い方が適当かは分からないが、ともかくそれには一定の関心をもって情報を追いかけているけれど、それは一応私と関わりがある、もっと言えば関わりがあるということにしたい地域・分野の話だからであって、世界のほとんどの戦争・紛争へは無関心だ。そしてその「関心」も、こんなサーカスを意味も分からぬまま流して、適当なところで明日は出社だから眠る、という程度のものでしかない……などという自己否定すらあまりに凡庸だけれど。
そうこうしているうちに中継が切れた。砲撃が始まったというツイートも目にしたけれど、明らかに10分どころではなく経っているのでとりあえず寝ます。

2/22(火)

ウクライナが気になるのと寝不足で集中力を欠いていた。専門家や有名人のTwitterアカウントは、普段は気になったときにhomeへ見に行くのだけれど、その行為をするのが心理的負担になってきたので受動的に読めるよう何人かフォローした。

2/23(水)

マリノス対川崎を観る。やっぱり川崎に勝つとたいへん気分が良い。しかし相変わらず守備はひどいのでなんとかしてほしい、特にセットプレーの。まあスタメンの半分以上が170cm未満ではどうしようもないのかもしれない。この状況だと渡辺皓太あたりは割を食うかもなあ。まあ皓太を下げた後もやられてたけど……。

2/24(木)

戦争が始まってしまった。ひたすらインターネットに張り付いて情報を集める。娯楽として消費しているだけでは? という疑念を自分に抱きつつ。
サンクトペテルブルクネフスキー大通り、ちょうど6年前に短期留学で滞在していた場所で反戦デモが行われている。現実感がない。月並み極まりない感想だけれど、ロシアで反政府的なデモをするのは凄い勇気だと思う。留学中に遭遇したデモは全て政府の方針に沿うものだった。ノヴゴロドでの「クリミアはロシアのもの」(ロシア語でどう言うのだっけか……)など。

2/25(金)

戦争は続き、一方で早くも決着が近づいてきたというような報道も。戦争には早く終わってほしい、しかしこの決着は明らかに私の望むものではない。気になったニュース。
ウクライナ政府が総動員令を出した。キエフ市民には火炎瓶(モロトフ・カクテル)での抵抗を求めているらしい。そのことで一般市民が被害に遭う可能性が高まることは間違いないだろう事実で、しかしそれを要求した政府に、戦争阻止にも防衛にも何の実効的な貢献ができなかった国の人間がどういうスタンスを取れば良いのか分からない。どうせ結果は決まっているのだから余計な犠牲を増やすのはやめるべきだ……とは言えない。
カディロフとその私兵が投入されるという報道も。正規軍同士の戦闘に必要な戦力ではないし、かといって戦後処理要員としてもわざわざチェチェンから連れてくる必要ある? という感じだけれど、マジでウクライナ人を痛めつけたいだけなのか? 戦闘が(予想される結末で)終わったとしても、そのあとも酷いことになりそうで気が重くなる。
情報の海にだけ溺れていても仕方ないので、『「帝国」ロシアの地政学』の飛ばしていた箇所を読み進めた。
【追記】
書き終わったところで、ウクライナ軍がかなり善戦しているのでは? という記事を読んだ。またプーチンは事実上無条件降伏しか容認しない(こちらは残念ながら予想通りだが)という情報も。
前者を単体で見れば、真実であれば私にとっては望ましいニュースだけれど、しかし絶対に無条件降伏しか容認しない相手に対して善戦することは一体何をもたらすのだろうか。これは反語ではなく本当に分からない。

2/26(土)

歯医者に行く。半年くらい経ったらまた来てくださいと言われて、前に行っていた、やたらと通院を求める歯医者はなんだったんだ、と思う。金がないので行かなくなったけれど。

2/27(日)

ひとと会う。軍事と政治の話ばかりになってしまった。もっと楽しい話をしたいのだけれど。
ロシア側が戦力核をちらつかせた、というニュースを見る。人類が滅びるとしてそれは仕方ないが(いつかは必ずそうなるだろう)、経済制裁に核を持ち出す個人のせいで滅びるのは勘弁願いたい。